
ANDROMEDAのデザインについて
ジュエリーのデザインは古今東西、百花繚乱。
地球の宝物といえる宝石の色輝きやエネルギーは古くから人々を惹きつけ、
さまざまな表現方法や技法によって、さらに美しく飾られ、
個性が競われてきました。
以前フランスに住んでいた頃には、
毎週のようにアンティークショップや蚤の市を廻って、
そのような古い時代の煌びやかなジュエリーを眺めるのが
楽しみのひとつでした。
その後、インポートジュエリーに関わる仕事に長く携わり、
ハイクラスなジュエリーを手にする機会に恵まれました。
多くの贅沢なものを見てきても、
結局、自分の好みはずっと「シンプル」に戻ってきました。
メインストーンをダイヤモンドでぐるりと囲んだり、
自然界の姿形を模したジュエリーも素晴らしいですが、
ひとつの「石」に、大切な友人のように傍にいてもらうためには、
極めてシンプルで心地よい居場所を用意したいと考えました。
建築家のミース・ファン・デル・ローエがかつて提唱した
Less is More(シンプルなものはより豊か)
という言葉がとても好きです。
おこがましいですが、そのように、最小限の要素で、
簡素であっても上質で、シーンを問わず、タイムレスに、
でもずっと温かく、石があなたに寄り添うジュエリーを
ご提供したいと思っています。